


古銭は模造された偽物が流通しているので注意してください。実際に流通している偽物は、どこかに偽物のサインがあるなど粗い造りになっていることが多いです。
本物と偽物の見分け方を参考にして、自分自身でも偽物の可能性を確認してみるとよいでしょう。
日本の硬貨は重量が指定されています。古銭の場合は垢や汚れで若干の変化がありますが、経年劣化で生じる重量差はごく僅かです。本物の重量と違いがある場合は偽物の可能性を疑ってください。
古銭の多くはコインの側面にギザギザした彫刻がされています。このギザギザは等間隔で掘られていて、発行元である日本銀行が使っている機械じゃないと完璧に再現するのが困難です。側面のギザをよく見て、間隔の違和感や彫刻の粗さを感じた場合は偽物の可能性があります。
現在の硬貨はアルミや銅で作られているので磁石に付きません。比較的新しい古銭だと、昭和30年から昭和41年に作られた50円玉がニッケル製で磁石にくっつく素材です。江戸時代末期の一文銭も銅が不足した理由で鉄を使った硬貨があり、磁石に付きます。
種類が非常に少ないですが、磁石に付く古銭は希少性が高いです。磁石に付く硬貨と付かない硬貨を把握しておき、磁石に付くタイプは実際にテストしてみるとよいでしょう。
現在の硬貨は複雑な模様が施されていて、精度が高い模造品を作るのが困難です。古銭は比較的簡単な模様で作られていたものがあり、鋳造などで偽造されています。特に中国の古銭は正規の製造でも鋳造を使っていたことがあり、鋳造製造された偽物が多いです。
ほかにも既存のコインに新たなマークや図柄を加えて高い価値がある古銭に見せかける改刻法や、既存の古銭に細工した金属を嵌め込む象眼法が古銭の偽物を作る主な手口です。いずれも本物に比べて模様が粗い共通点があるので、実物や本物の画像・動画などを参考に見比べてみましょう。
古銭は専門の鑑定機関があり、そこで発行された鑑定書は本物である証明と状態の格付をされているので買い手に安心感を与えます。しかし、ネットオークションやフリマアプリなどでは、偽物の古銭に偽造した鑑定書を付けて出品する事例が多く見られています。
鑑定書は質感や刻印などで偽造されにくい工夫をしていますが、画像で本物なのか判断するのが困難です。フリマアプリなどネットで売られている個人出品の古銭は、半分くらいが偽物だと言われています。
このほか、業者が閉鎖することを前提にした通販サイトや大手ECのショップを立ち上げて、短期間限定で偽物をネット販売をするケースがあるので注意してください。確実に本物が欲しい場合は信頼できるコイン専門店で店頭購入することをおすすめします。不安がある場合は購入時についてきた鑑定書だけを信用するのではなく、自分自身でも再度鑑定を出して本物なのか確認してみてください。
数十年も大切に保管して売ろうとした結果、偽物で価格が付かなかった事例がよくあります。1%でも偽物の可能性があるなら、早めにその不安をなくしておきましょう。
紙幣は、透かしの確認などで偽物なのか判別するのが定番の方法です。
日本銀行が発行したもっとも古い紙幣は、1885年発行の旧10円紙幣で、複数の透かし印刷など偽造防止の技術が使われています。当時は複数の印刷会社が発行していて、印刷元によって質感が違う問題がありました。
その結果、当時は偽物が流通して大きな問題になっています。
実際に現金決済などでお金を使う場合は、現在の紙幣でも偽札を使った犯罪が存在します。古銭市場は入念に状態のチェックをされるため、細かく見れば透かしなどで判別しやすい紙幣は偽物の流通量が少ないです。
絶対に偽物がないとは言い切れませんが紙幣は偽物が比較的少なく、硬貨(コイン)の方が圧倒的に古銭の偽物トラブルが多いです。