プルーフ貨幣の通貨としての価値や希少性、入手方法をまとめました。

コレクターのための貨幣「プルーフ貨幣」とは

プルーフ貨幣セット

「プルーフ貨幣」とは、コレクション用に特殊な研磨・加工が施された硬貨です。
見た目の情報は通常の硬貨と全く同じである一方、通常の硬貨以上にキレイに磨き上げられており、鑑賞に適した硬貨に仕上がっています。

 

昭和62年から毎年製造されており、思い入れのある年代のプルーフ硬貨の保存はさながら年代物のワインを保存するような価値のある行為です。

 

記念コインとの違い

鑑賞目的のコインとしてもう1つ、“記念コイン”という硬貨セットが発売されています。
記念コインは、オリンピック記念コインなどに代表される日本の国民的行事などを記念して発行される硬貨です。

 

プルーフ貨幣との大きな違いは、記念コインには“通貨としての価値がある”という点にあります。
プルーフ貨幣ははあくまで模造品であるため、支払い目的で使用することはできません。

 

種類

通常プルーフ貨幣セット

通常プルーフ貨幣セットは、昭和62年より造幣局から毎年定期的に販売されているプルーフ貨幣のセットです。
通常の貨幣のようにコインの表面には金額、和暦が刻印されています。
1円、5円、10円、50円、100円、500円の合計666円分の貨幣が収容されており、値段は700円~10,000円と、年代によって異なる金額設定です。

 

記念プルーフ貨幣セット

「記念プルーフ貨幣セット」は通年販売しているプルーフセットとは異なり、国全体で力を入れる催しや記念日があった場合や、芸術作品とのコラボレーションを記念して作成される記念のプルーフ貨幣です。
基本的には数量限定手販売されており、購入価格は通常プルーフ貨幣セットより数千円~数万円硬貨になるケースが多く見受けられます。

 

入手方法

プルーフ貨幣は、造幣局のオンラインショップで購入できます。
基本的にはその年の和暦が刻印されたセット、もしくはその時期に販売している記念プルーフ貨幣セットしか申し込むことができません。

 

過去のプルーフ貨幣セットを購入したい場合は専門の買い取り店、またはメルカリなどの個人間取引で手に入れる必要があります。
気になるプルーフ貨幣セットがある場合は、造幣局から正式に販売されている内に申し込む必要があるのです。

 

買い取り価格はそこまで高くない

電卓とクエスチョンマーク

硬貨の買い取り市場として“古銭”は非常に高い価値があります。

 

小判や大判は1枚で数百万円から数千万円の値が付くことがあるものの、プルーフ貨幣にそのような高値が付くケースはまずありません。

 

何点かの記念プルーフをまとめて数万円の取引がされることがある一方で、基本的には売却目的で保有しておいても高いリターンがあるわけではないと覚えておきましょう。

 

手に入れることに価値のあるアイテム

プルーフ貨幣は毎年発行されるレプリカのコインです。
通貨としての価値はありませんが、鑑賞目的では非常に高い完成度を誇ります。

 

大判・小判とは違い売却益は大きくありませんが、希少性は高いですので何かの記念に購入してみてはいかがでしょうか。

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